プランナーの過去と現在
ウェディング業界は、バブル期の派手婚やバブル崩壊後の地味婚など変化し続けています。今は、2010年代からの入籍のみで結婚式を行わない「なし婚」、それと同時にこれまでの常識にとらわれないオリジナルウェディングなどがトレンドになっています。
ウェディングプランナーの新郎新婦の結婚式のプランニングをする、という大まかな仕事内容は変わっていませんし、今後も変わらないとされています。一方、少子化などの市場環境やインターネットなどの社会の技術の進歩に伴って変わる業務もあります。
- ブライダルフェアが毎日行われるようになった(以前は一定期間ごとに1回だった)
- 集客の方法がゼクシィ本からウェブ広告やSNS活用など多様化した
- 固定プランなどのパッケージ販売からオーダーメイド販売となった など
以前は現場色が強く、対面でお客様の対応のみの印象ですが、最近ではWEBのツールやオンラインでの対応、会場のWEB情報の更新などオンラインに関わる業務も現場でこなしていかなければならないように変わってきているそうです。
https://bridal-oshigoto.com/media/weddingplanner-future/
課題
そんな変化しているブライダル業界ですが、一方で年々結婚式の実施率は下がっている状況です。
その課題はどんなものがあるのでしょうか。
- 結婚しない人の割合の増加
- 結婚式実施率の低下
- 少子化
いずれも事業者側の努力でこの減少を食い止めることは難しく、その一方結婚式場の数は結婚式需要をカバーするのに十分な数がすでにあるので、今後はより厳しい競争環境になってきていくことが予想されています。
これから先も長くプランナーとして働く上で重要になるのは「会社や会場ではなく、個人の高いスキルとブランディング」となってきます。今は結婚式場で働いている方も、10年~20年先の将来を見据えるのであれば「自分にしか作れない価値」「自分だから提供できること」など自身のブランドにつながることを意識して日々の業務に臨むことが大事になってきます。https://www.weddingnews.jp/magazine/182980
私がどんなプランナーになりたいか
私は、お客様とお友達のような関係でお二人の結婚式を柔軟にサポートできるプランナーになりたいと考えています。
多様化している今のウェディング業界で、これまでの結婚式はこうだったからという固定概念をなくし、できる限りお二人の理想の結婚式を実現することが大事だと個人的に思います。そして、お友達のような関係で少しでも疑問に思ったことや感じたことを気軽に話してもらえるプランナーも必要だと思うので、私はこのようなプランナーを目指し、日々勉強しています。
多様化する結婚式
オリジナルウェディングが増えている中で、実際に行われたユニークな結婚式にどんなものがあるのか、一部ですがご紹介します!
- ロードバイクと星がテーマの結婚式★
- ジブリの世界観を表現した結婚式
- ケーキカットのかわりにマグロカット
まだまだユニークな結婚式スタイルや演出は多くあります。この先も、どんどん多様化した結婚式は増えていくと思うので、一般的な結婚式とは一味違う、変わった結婚式から、二人らしさや、二人の想いがゲストに伝わる結婚式もとても素敵ですね。https://www.weddingnews.jp/magazine/182980
おわり
ここまでプランナーのこれからについて書いてきましたが、コロナや少子化などいいことだけではないウェディング業界ですが、「人の幸せに携わる仕事」というのは多くありませんし、非常にやりがいを持って取り組めるという点は今後も変わらないと思います。人生に一度の大きな買い物、結婚式を行う人が減少していく中でも結婚式スタイルは進化し、それに伴いプランナーもまた進化していきます。