バナナが○○に!?サステナブルな商品作りに取り組むアパレル業界

アパレル業界を取り巻く課題

近年、SDGsやLGBTQなど様々な問題が国際問題として認識されるようになってきました。

SDGsとは、2015年に国連が全会一致で採択した「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、「気候変動に具体的な対策を」などの17項目と、それを達成するために169の具体的なターゲットで構成されています。

引用:https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/about/

また、LGBTQとは、Lesbian(レズビアン・女性同性愛者)、Gay(ゲイ・男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシュアル・両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー・性自認が生まれた時の性別とは異なるもの)、Questioning(自身の性自認ががはっきりと決まっていない・クエスチョニング)のなどの頭文字をとった言葉で、性的マイノリティを表す総称のひとつとしても使われることもあります。

引用:https://www.city.kashiwazaki.lg.jp/soshikiichiran/sogokikakubu/jinkenkeihatsu_danjokyodosankakushitsu/7/keihatsukyoiku/22198.html

アパレル業界もその問題を抱えている業界の1つです。

その中でも、私は以前から地球環境問題として廃棄物などの問題をテーマにし、SDGsの問題の一つとしてサステナブル化について調べてみました。

サステナブルとは

そもそもサステナブルとはいったい何なのでしょうか

サステナブル(Sustainable)とは、英語で「持続可能な」という意味であり、アパレル業界では自然環境に配慮した環境に少ない素材を指します。

近年は地球温暖化の問題でポイ捨てや大量の廃棄物の処理も課題になっています。

そこで、今までだったら捨てられるだけだった廃棄物を別の形に変えて新しく使うことで環境への負担を減らそうとサステナブルファッションの取り組みが広がっています。

実際に私たちの身近なものが新しく変わっていった商品の一部をご紹介します。

実際に作られたサステナブル製品

バナナ

バナナの廃棄量は世界で年間10億トンに上るそうです。そこでBANANA-CLOTH推進委員会では、バナナの幹のように見える「偽茎」という部分を原材料とし、バナナの繊維単体では作れないため綿と混紡して繊維を作ります。通常の生地と同じくらいの強度があり、綿100%の生地と比べるとよりさらさらした触り心地で朝のような触り心地だそうです。今後、シャツやズボン、トートバッグなどの製品を製造していくそうです。

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000024743.html

ビニール傘

傘は日本だけで消費量は1億2000~3000万本消費されており、そのうちの6500万本がビニール傘だそうです。コンビニなどでも売られており、急な雨などでもすぐに購入できますが、廃棄などが大変で置き捨てなどの問題も発生しています。

この問題に着目したPLASTICITYは「10年後になくなるべきブランド」をコンセプトに掲げ、バックや帽子など撥水性の生かした夏に思わず使いたくなるような商品を販売しています。生地を何層にも重ねていることにより、通常の素材と同じ強度を持ちながら、天気問わず使えるのが特徴です。

引用:https://plasticity.co.jp/collections/new-products/products/pl-011

引用:https://plasticity.co.jp/products/pl-014

・ペットボトル

国内のPETボトルの生産総数は一年間で232億本が生産されていると推定されています。これは1秒で約740本消費されている計算です。また、未回収のPETボトルは総数26億本あるといわれています。

この問題に注目したサステナブルシューズブランドのÖffen(オッフェン)は地球のために、美しく生きる女性のために向けたブランドで使用済みペットボトルからリサイクル糸でシューズを製品化しました。高品質なポリエステル素材のシューズなので水洗いすることも可能です。また、Öffenでは一般的にある靴箱はなく代わりにリユースを目的としたペーパーバッグをプレゼントしています。こちらも水で洗えるくらい丈夫な再生紙で日常生活にも普段使いしていただけるように想定されているそうです。

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000070806.html

今後の消費者の商品の見方はどうなるのか?

今回、サステナブルについて調べてみて、自分たちの身近にあるものが姿を変えながら新しい製品になっていってました。

またGUなどの大手企業では、過去に販売した不要になった商品を回収し、新しい製品に生まれ変わらせたりする企画も実際に行っているようです。

私たちの身近な商品がこんなに生まれ変わるのは面白いと調べて感じました。

少しサステナブルについて知るだけで、日ごろの買い物などでの商品の見方が変わっていって消費者の方も新しい発見になると思います。

皆さんもぜひサステナブル製品について調べてみてくださいね。

この記事を書いた人

そると

そると

専門学生のそるとです。平日は学生、休日は主にアパレル販売員のアルバイトしながら生活しています。
専門学校では主に接客業について学んでおり、卒業後は県外でアパレル関係の職業に就きたいと考えています。
一番の楽しみは家にいる猫と遊ぶことです。現在は、お手を覚えさせようと頑張っています。^._.^