カメラマンの仕事は撮るだけ?

カメラマンの仕事とは

  • 報道、芸能、広告などの各分野において、カメラを使って写真を撮影する専門家

多くのカメラマンは、自身の専門分野を持っており、強みを生かして働いています。カメラマンが撮った写真は広告や雑誌などに掲載されることが多いため、カメラマンには媒体の特性や目的に合わせた写真を撮ることが求められます。あるいは、七五三や結婚式など、人生の節目の記念写真を専門に撮るカメラマンもいます。

  • 媒体の特性や目的に合わせた写真を撮ること

撮影機器の進化によって、一般の人でもきれいな写真を撮りやすくなっている現代ですが、プロのカメラマンは撮影に欠かせない「光」の当て方や、より写真を良く見せるための「構図」など、撮影に関するさまざまな知識・技術を身につけています。

https://www.photoru.jp/plus/fuotogurafua-kameraman-chigai/

https://careergarden.jp/cameraman/work/

カメラマンになるには

カメラマンになるには、主に以下の4つの方法が挙げられます。順にご紹介しましょう。

①専門学校に入学する

専門学校や大学の専門コースに入り、カメラマンになるためのノウハウを学ぶ方法です。学校では、初心者であっても基礎からカメラの知識や技術を学べ、さらにカメラマンとしての就職にも有利になり、仕事で役立つ人脈作りにも有効だといえます。

②カメラマンのアシスタントとして、またはスタジオに勤める

実際の撮影現場を目にできるため、経験としては大きなプラスになります。ただし、アシスタントやスタッフとして働く以上、学習だけでなく雑務もこなさなくてはいけないのが難点です。

③関連会社に就職する

撮影会社や写真館、写真店など、撮影や写真に関連する会社に就職し、経験を積んで技術を高めれば、カメラマンとして活躍できる可能性があるでしょう。
ただし、撮影関連の会社でカメラマンとして働くには、多くの場合、撮影技術や知識の有無、センスなどが問われます。そのため就職活動の前に、しっかりと技術・知識を高めておく必要があるといえます。

④独学で学ぶ

独学で学び、カメラマンになったという人も少なからず存在します。しかし、カメラ技術には複雑な部分も多いため、独学でプロを目指すのは簡単なことではありません。また、就職や人脈など不利な部分もあります。
このように独学でカメラマンになるのは至難の業ですが、それ以上に実力が飛び抜けていれば、活躍できる可能性もあります。

https://korekarashinro.jp/special/consult/work/cameraman/

実際にどんな仕事をしているの?

ほとんどのカメラマンは、専門領域を持っています。

その領域は多岐にわたりますが、下記のような領域が代表的です。

広告カメラマン

広告カメラマンは、広告会社などから依頼を受けて、雑誌やポスターなどに掲載する広告用の写真を撮影します。

・映画の撮影

・テレビ番組の撮影

・報道現場の撮影雑誌、新聞の撮影

・企業プロモーションツールの撮影(カタログ、パンフレット、ポスター、広告等)

・商品パッケージの撮影

・記念日の撮影(ウェディング、七五三等)写真集、カレンダーの撮影

・CMの撮影

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報道カメラマン

報道カメラマンは、新聞や雑誌などに掲載するために、事件・事故現場や政治家などの写真を撮影します。

https://www.youtube.com/watch?v=b2yqGb3DhoQ

戦場カメラマン

戦場カメラマンは、報道カメラマンのうち、戦場での撮影を専門にしたカメラマンです。

https://images.keizai.biz/roppongi_keizai/headline/1301066159_photo.jpg

スポーツカメラマン

スポーツカメラマンは、サッカーや野球などのスポーツ選手の試合中の写真を撮ります。

https://dnaimg.com/2014/09/14/canal-football-cameramen-9qx/title.jpg

水中カメラマン

水中カメラマンは、水中写真を専門にしているカメラマンです。

https://www.cubex.jp/goriyo

風景・動物カメラマン

風景・動物カメラマンは、自然の風景や野生動物を撮影するカメラマンです。

https://fundo.jp/49057

そのほかにもプロのカメラマンによる撮影サービスが多様化していますが、最近では、お客さまからの依頼を受けて各地へカメラマンが出向き、現地で撮影を行うと「出張撮影サービス」の需要も拡大しています。

カメラマンの仕事の流れ

1.仕事の依頼

まずは写真が使われる媒体の特性やコンセプト、ターゲットに合わせて、どのような写真を撮影するかを決定します。

2.撮影準備

撮影日時・場所が決定すると、カメラマンはカメラ本体、交換用レンズ、三脚、ストロボなど必要な機材を持ち運んで現場へ向かいます。

3.撮影

撮影はタイムスケジュールに基づいて進められることがほとんどですが、現場の状況によっては、どうしても時間通りに進まないことも出てきます。その場その場で編集者たちと相談し、撮影をした画像はパソコンを使って確認しながら、臨機応変に撮影を進めていきます。

4.片付け

その日に撮るべき写真をすべて撮り終えたら撤収作業をし、現場を後にします。場合によっては1日に複数件の案件が入ることもあります。1日の終わりには、使ったカメラ・レンズの掃除やバッテリーの充電など、次の撮影に備えて準備しておきます。

まとめ

カメラマンのジャンルはその被写体のジャンルだけ多くの分類があり、それぞれに異なるスキルが求められます。 

カメラマンという仕事は誰でも本格的な写真が撮れるようになった現代社会で需要がなくなってきているのではないかと思われがちですが、大切な瞬間を残すのには必要不可欠な仕事でありどれだけ一般的にカメラやスマホが普及してもなくなることない仕事だと思います。

今後はただ言われた通りに撮るのではなく、顧客一人一人に合わせた写真を撮っていく力がより求められてきます。また、仕事の分野もこれまで以上に多様化が進んでいくと考えられます。

https://mykyujin.com/content/column/experience_as_photographer/

この記事を書いた人

たらこ

たらこ

ブライダルの専門学校の学生

カメラマンの仕事の勉強中