アイドル推しの皆さんは推しがどのような事務所に所属しているか知っていますか?日本のアイドル事務所と韓国のアイドル事務所(K-POP事務所)では、育成方法、デビューまでの道のり、事務所の方針や運営に大きな違いがあります。また、日本国内、韓国内でも事務所によっての特色があります。それらにどのような違い、特色があるのか詳しく紹介していきます!

目次
1.日本のアイドル事務所
2.韓国のアイドル事務所(KPOP事務所)
3.日本の事務所例
4.韓国の事務所例
日本のアイドル事務所
デビューまでの道のり
まず、オーディションやスカウトなどを通して事務所に所属します。そこから、歌やダンスなどのレッスンを受けて、所属してから比較的短期間でデビューまで進むことが多くいです。また、デビュー前から活動を開始しているグループもあります。
育成方法
事務所によっては、ダンスや歌のレッスンを事務所以外の外部に委託する場合や、デビュー後に活動しながら育成を強化していく場合があります。歌やダンス以外の演技のレッスンをするところもあります。
事務所の役割・特徴
・メンバーそれぞれの個性を重視し、グループとしてのまとまりも求めます。
・ライブ活動や握手会など、ファンとの交流を重視してます。
・いろいろなジャンルの楽曲があります。
・デビュー後の個人のサポートは、韓国に比べて手厚くない場合があります。

韓国のアイドル事務所(KPOP事務所)
デビューまでの道のり
日本と同様、オーディションやスカウトを通して、事務所に所属します。そこからは練習生として長期間、デビューするための歌やダンスの厳しいレッスンを受け続けます。練習生になれたとしてもデビューまでできる練習生の確率は低いと言われています。
育成方法
ダンス、歌、語学、ビジュアルなどのあらゆる面で育成を行います。その育成にかかる費用は事務所が負担します。振り付けやフォーメーションなどに大きく力をそそぎ、歌やダンスだけでなく、ラップ、作曲実力など様々な実力を育成します。
事務所の役割・特徴
- パフォーマンスは、グループとしての完成度を重視します。
- ビジュアル、ダンス、歌唱力など、高いレベルを要求します。
- グローバル展開を意識した活動を運営しています。
- デビュー前からデビュー後まで、総合的なサポートを提供しています。

日本の事務所例
STARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)
男性アイドルグループの育成とマネジメントに強化していて、数多くの人気アイドルグループを生み出しています。デビュー前のレッスンの費用が必要なく、デビュー前に先輩アイドルのバックダンサーとしてステージに立ち、現場経験を重ねることができるなど、実践的な育成プログラムとなっています。また、グループ活動だけでなく、個人でのCM出演やドラマ、映画など幅広く活躍するアイドルも多いです。デビュー前から活動をしていることからデビュー前からファンがいることも特徴です。
所属アイドル:木村拓哉· Snow Man · なにわ男子 · Travis Japan など

スターダスト・プロモーション
「仲の良さ」と「王道」を共存させたアイドルが特徴です。子供のころからビジュアルのいい子を早いうちからスカウトし、事務所のレッスンを通して育成しています。また、事務所の特定のプロデューサーを作らず、メンバーそれぞれの個性を生かした活動を重視します。様々なグループが所属していて、それぞれ異なる魅力を持っています。
所属アイドル:ももいろクローバーZ・超ときめき♡宣伝部・M!LK・超特急

LAPONEエンタテインメント
吉本興業とCJ ENMという、日本と韓国を代表するエンターテインメント企業のスキルを合体させている事務所です。伝統に捉われず、常に変化を求め、新しいことに挑戦していく姿勢が特徴です。韓国で社会現象を巻き起こしたオーディション番組「PRODUCE 101」シリーズを日本に輸入した番組「PRODUCE 101 JAPAN」の合格者が所属する会社として作られました。また、韓国のアイドルも日本デビュー後、日本活動時の事務所として所属しています。
所属アイドル:JO1・INI・DXTEEN・ZEROBASEONE・ME:I(LAPONEGIRLS)

韓国の事務所例
JYPエンターテインメント
アーティストの人格育成を重視し、「真実・誠実・謙虚」を社訓として表明しています。活動後も社会で生きていくための力を身につけさせるという考え方から、人間性教育に力を入れています。多国籍のグループが多いことから、グローバルなファンを集めていること、そして親しみやすいグループが多いことも特徴です。ダンスやボーカルの実力に併せて、楽曲のクオリティも一目置かれています。
所属アイドル:2PM・GOT7・Stray Kids・TWICE・ITZY

SMエンターテインメント
高いビジュアルのレベルと、歌やダンスのスキルの両方を併せ持つ人材を重視しています。また、グループそれぞれで個性的なコンセプトを設定し、そのグループの世界観を大切にした活動を展開していることも特徴です。パフォーマンススキルだけでなく、ビジュアル面は高いレベルが求められ、練習生時代から厳しいトレーニングを受けて、デビューを目指します。
所属アイドル:少女時代・SHINee・Red Velvet・NCT・aespa・RIIZE

YGエンターテインメント
歌唱力、ラップスキル、パフォーマンスなど、アーティストの実力を重視して、育成・プロデュースをしています。アーティストひとりひとりの個性を尊重し、独自のスタイルを確立することを奨励します。作詞作曲や振り付けなどにアーティストが積極的に関与し、独自の色を出すことをサポートします。高い音楽性とクオリティの楽曲を提供することで定評があります。
所属アイドル:BIGBANG・BLACKPINK・iKON・TREASURE・BABYMONSTER

HYBE
複数のレーベルを傘下に持ち、それぞれのレーベルが独自のコンセプトでアイドルを育成からプロデュースまでしています。また、音楽制作、アーティストマネジメント、ファンコミュニケーションに重点を置き、グローバルでの成功を戦略的に追求しています。シンクロ率が高く、磨き上げられたフォーメーションを重視するダンススタイルが特徴的です。
所属アイドル:BTS・SEVENTEEN・TXT・ENHYPEN・LE SSERAFIM・ILLIT・TWS

まとめ
日本のアイドルは歌やダンスなどの実力よりもビジュアルやアイドル性(愛嬌)などを重視していて、親しみやすいアイドルが多いです。一方、韓国は、ビジュアルだけでなく歌やダンスなどのスキルも高いレベルが求められることが多いと感じ、国が違うだけでもコンセプトや求められていることが違うのだということが分かりました。日本のアイドルも韓国のアイドルもそれぞれ違う良さがあり、同じ国内でも事務所によっては、それぞれの方針や特色があります。事務所ごとの特性を知ることで、それぞれの活動に合わせた推し活ができたり、自分の好みの事務所を知ることができます。これを読んで事務所について気になった方は、自分の好きなアイドルがどのように活動を行っているのか詳しく調べてみてください!
